CHECK! あなたの年金知って、備えましょう!

年金制度は2階建て。受給の開始時期や金額を知って、将来に備えましょう。

年金制度は、働く世代が納めた保険料で、リタイヤした先輩世代の生活を支えようという考え方を基本に運営されています。
このバトンリレーがスムーズにつながっていけば、働いて保険料を納め た人たちも、将来また戻ってくるわけですから、安心して老後が迎えられるはず。
ところが近年、保険料の値上げや受給年齢の引き上げなど、なにかと不安がつきない話題ばかり。その仕組みと見通しについてご説明します。

年金制度

POINT① 年金制度は、「2階建て」

公に集金され、運用・配分されている 年金には大きく分けて2種類あります。 国民年金と厚生年金(公務員は共済年金)です。 国民年金は「基礎年金」とも呼ば れ、2階建ての家にたとえると1階にあたる部分。 日本に住んでいる20歳以上60歳未満の方すべてが加入する年金です。 いっぽう厚生年金は民間企業で働く人が加入するもので、保険料は収入や報酬に 応じて変わり、国民年金に上乗せして徴収されます。 つまり2階部分。また将来受け取る厚生年金の給付額はそれまでに 支払ってきた保険料によって変わります(共済年金も仕組みとしては厚生年金と同じです)

公的年金は2階建て

POINT② 超高齢化だけど大丈夫?

50年前には約10人の現役世代で1人の受給者を支えていました。しかし、それが10年前には現役世代が激減して3人で1人。2017年は2.2人で1人。25年後には1.5人で1人を支える流れとなっています(内閣府:高齢社会白書より)。そのため数年前から受給年齢が引き上げられ、現在は65歳から。それに伴い定年も65歳と引き上げられています。支える側と支えられる側のバランスがこれだけ不安定になると、受給額の減額や受給年齢のさらなる引き上げも今後十分に考えられます。もしそうなった場合生活はどうなるのか、退職してから受給開始までの空白の期間はどうしたらいいのか、ちょっと想像しただけでも不安がよぎります。

POINT③ 現在の年金受給額は?

公的年金は2階建てなので、国民年金のみの加入はいわば平屋1階建てです。厚生年金加入者は2階建ての需給となります。ご自身が平屋なのか2階建てなのかはご存知とは思いますが、実際に受け取れる金額は試算されましたか?現状でも大分差が出てきますね。でもこれは現行における額であって、将来この条件が保証されているわけではありません。

年金受給額

POINT④ 考えよう、将来のこと

まずは政府から届く「年金定期便」等でご自身の受給額をしっかり知っておきましょう。将来の生活設計をする上でとても大切です。現在すでに貯蓄や家賃収入などがあり、年金に頼らずとも将来問題ない、という方は安心ですね。でも、不安な方が大多数ではないでしょうか。ぜひいまのうちに設計しておきましょう。大丈夫! 間に合います。公的年金の他にも確定拠出年金や積立ニーサなど将来のお金をためる制度はいろいろあります。さらに年金型保険、貯蓄型保険など、それぞれの方にあった保険を活用する方法もあります。詳しく知りたい、設計したい、という方。みぞぐち商会でもご提案できます。いつでもご相談ください♪


2019/03/25発行



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