CHECK! 最先端の医療も健康保険で!!

以前は健康保険などの対象ではなく、全額自己負担だった治療も今では保険の対象になっているものが多くあります。今回は、その中でも「がん治療」についてご紹介したいと思います。

ご存知ですか?日本のがん治療の保険適用が大幅に改定されています!

医療の世界は日々進歩し、新しい薬や治療法がどんどん開発されています。ただ、それらがすぐに健康保険などの公的保険の適用対象になるわけではありません。
先進医療などのように、全額自己負担の治療法もたくさんあり、受けたいと思っても金銭的な面で躊躇してしまうことも多々あると思います。とはいえ、さまざまな角度から検討されて、公的保険の対象となったものも数多くあります。そのなかから、今回はがん治療についてご紹介します。公的保険が適用になると自己負担は3割負担のみになり、高額療養費制度を使用すれば一定額以上は還付されるため実質的な個人負担は10万円程度になります(表参照。ただし負担額は収入により個人差があります)。
公的保険適用で高額療養費制度を利用しても、やっぱりそれなりに高額ではありますがそこは公的保険だけでなく、医療保険などを活用して補えると少し楽になりますね。また、公的保険適用外でも先進医療であれば、医療保険等の「先進医療特約」を使えばほぼ自己負担なしで受けられます。がん治療は特に高額になりやすいもの。費用などであきらめずに、まずは日々変わる状況を知っておくのもいいかもしれません(※先進医療の保障は医療行為や医療機関などによっては給付対象とならないことがあります)。

がんの種類と負担額の例
  • 注1)ロボット手術
    3Dカメラで患部を写し出し、アームと呼ばれる機械を遠隔操作して行う手術のこと。1999年にアメリカで完成した「ダヴィンチ」が有名。日本には2000年から導入。
    もともとは医者がいない戦場で負傷兵を遠隔で治療するために開発された。従来の腹腔鏡手術よりもより細かい場所の手術が可能に。体に負担も少なく合併症もないといわれている。
    今までは前立腺がん、腎臓がんにしか保険の適用対象ではなかったが、この4月から拡大された。
がんの種類と負担額の例
  • 注2)粒子線(重粒子線・陽子線)治療
    狙いを定めたがん細胞(腫瘍)にピンポイントで重粒子線や陽子線を照射する治療法。
    患部組織以外を被曝させずに実施できるため、副作用も少なく治療効果も高いとされる。照射の回数や入院期間が少ないため、患者さんの体の負担も少なく働きながら治療できる。
    ただし重粒子線治療が可能な施設は世界でたったの10か所(そのうち5か所が日本!!)。2018年4月の改定で拡大された。
がんの種類と負担額の例

スタッフより
医学の進歩に伴い、医療保険も日々変化しています。これまで、持病が原因で加入できなかった医療保険も、最近では加入できるようになっているものもあります。お困りのことや気になることがあれば、いつでもご相談ください。



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