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インタビュー

松田大輔さん

松田大輔さん

TOKYO2020ボランティア体験 「行動した先の景色を楽しみに」
大学生の頃からサーフィンにはまり、今でもよく波乗りに行かれているという松田さん。勤務先がオリンピックのスポンサーとなった関係で、サーフィン会場のボランティアとして参加されました。今回は、その貴重なご経験を中心にお話を伺いました。

応募のきっかけは

社内でオリンピックボランティアの公募があり、「一生に一度のチャンス!」「世界のトップクラスの技を間近で見てみたい!」と応募しました。
希望は出さなくてもよかったのですが、もともとサーフィンをしていたので、種目は絶対サーフィンと思っていました。ボランティアの経験もあったので希望がかなったのかもしれません。
組織委員会との面談では希望の仕事内容は現地での競技サポートを強く希望しました。でも実は応募してからちょっと後悔もしたんです。もしかしてボランティアをやることで一番楽しみにしている競技を観ることができなくなるかも…って。

実際にどうでしたか

わたしは午後からの担当だったので、お昼前に現地に集合して夜8時過ぎまで選手が使用したパラソルやベンチなどの除菌、練習後・競技後の鉄柵を含めた会場の片づけなどがメインでした。
当初は観客整理なども業務の一つだったんですけど、無観客だったので空き時間も多く、暑い砂浜での業務ということもあり休憩時間もかなりいただけて、心配していた「競技が観られない」ことはありませんでした。
観られないどころか、それはそれはすごかったです! 日本でもサーフィンの大会はありますけど、トップクラスの選手があれほど集まる機会はなかなかないですし、みなさん本当にボランティアのわたしたちにやさしく接してくれました。
「カンシャシテマス」とか何かしら日本語を覚えてきて声をかけてくれるんです。台風が接近したときは土のうを運んだり、大量のパラソルを片付けたりと体力的にハードなこともありましたが、それが吹き飛ぶくらいの貴重な体験ができて、本当に楽しかったです。

ご自身の中で変化はありましたか

まず、大きなところでは自分の中でオリンピックという存在が変わりました。
競技によっては、ほかの専門の大会のほうがオリンピックでの順位よりも重視される大会があるわけです。実際サーフィンももっと重要な大会が別にあるわけですけれども、「オリンピックの1位」というのは、ただの「世界一」ではなく「歴史あるスポーツの祭典での名誉ある賞」なわけです。
つまりオリンピックのメダリストになるというのは、周囲の注目度・認知度が全く違い、その人の人生そのものを変えるくらい重大なことなんだと実感しました。サーフィンのトップクラスの技を観たい!という興味で始まったボランティアでしたが、仲間にも恵まれ、本当に得ることが多かったです。

初めてのボランティアは

東日本大震災の際に初めてボランティア活動をしました。
テレビから流れてくる現実とは思えない映像や現地の人の「助けて」という訴えを見て何かしなくちゃ、行かなくちゃという思いに駆られ、ゴールデンウィークの休暇を使って、福島のがれき撤去や土砂の片づけなどをしてきました。
とにかく、一番状況が酷いところに行きたいという気持ちが強かったです。そのとき「現場・現状を実際に見たほうがいい」「手伝ったほうがいい」「他人事ではなく現実として感じたほうがいい」と強く思いました。
災害によって家を失うこともありますし、命を失うこともあります。その辛い現実を突きつけられ、痛感しました。それまで何度となく通っていた海が放射線で汚染されてしまったことも、本当にショックでした。

今大切にしていること

最初に「応募してからちょっと後悔もした」と言いましたが、全てにおいてやらなくては何も得るものはない、という思いで参加を決めました。
実際とても素晴らしい経験でしたし、気づきも学びもたくさんありました。「何もしなければ始まらない。行動した先の景色には何があるんだろう」と思って、今後はチャンスがあればたくさんのことを経験をしたいと思っています。

まつだ・だいすけ
大手住宅設備メーカーで知的財産関係の管理に携わる。「やらなくては何も得るものはない」と好奇心旺盛な姿勢でオリンピックのボランティアに臨んだ。


2021/9/25発行

インタビュアー: もりあやこ

あ~~!!!わたしもボランティアやりたかった!!
松田さんのキラキラした目と楽しそうなお話しは、とても惹きつけられるものでした。その日焼けした肌と行動力に乾杯!です。秋にはご結婚されるとのこと。おめでとうざいます♪末永くお幸せに!



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